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〔焦点〕斜陽のドル/円、取引減止まらず 値動き乏しく魅力低下
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為替市場でドル/円の存在感が低下している。取引
高は依然としてユーロ/ドルに次ぐ第2位だが、最近の調査では主要通貨間で唯一、減少
傾向に歯止めがかかっていないことがわかった。主因と考えられているのは、値動きの悪
さ。今年も年間値幅が過去最低を更新する見通しであるなど動きが乏しく、投資対象とし
ての魅力が低下。投資の減少が値動きを抑制するという循環に陥っている。
<取引高は3%減、ユーロ/ドルは3割増>
国際決済銀行(BIS)が3年に1度実施している為替取引高調査によると、201
9年4月のドル/円の取引高は1日平均で8710億ドルと、前回16年調査から3%減
少した。主要通貨間で16年に続いて、取引が減少したのはドル/円のみ。新興国通貨を
含めても、連続減はユーロ/トルコリラなど数えるほどしかない。
前々回調査の13年、為替取引は円のみならず世界的に増加した。16年はその反動
で多くの通貨が減少したが、それも一巡し今年は軒並み復調。取引高トップのユーロ/ド
ルは13年に34%増、

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