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NY市場概況 小幅なレンジでの上下動
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2008/04/08(火) 06:33
7日のNY為替市場は小幅なレンジ内での上下動となった。
円相場は 投資会社による金融機関への出資の報道が伝わったこともあって、 金融機関の信用不安に対する懸念も後退、株価が上昇して始まった ことで、円売りの動きも見られた。
ただ、後半になって、アルミ大手の アルコアの決算を皮切りに始まる、米企業決算への警戒感もあって 、円売りも一服、ドル円、ユーロ円は前半の上げを帳消しにした。
ドル相場はドル売りが若干優勢といった雰囲気だったが、大きな動き は出ていない。
市場は次の展開を見極めたい雰囲気もあるようだ。
先週末発表され た米雇用統計で非農業部門雇用者数が3ヵ月連続の減少となり、有 識者の間ではリセッションに入っているとの見方が広まっている。
ただ、 市場ではある程度想定されていたことでもあり、ドル売りムードは強い ものの、極端な反応も見せていないようだ。
リセッションに入ったとしても、このリセッションが長引くのか、それとも、 米金融当局が述べるように、下期には回復の兆しが見えてくるのか、 次の展開を見極めたいというムードが強いものと思われる。
全米経済研究所のフェルドスタイン所長は「リセッションは長期化する 可能性があると指摘、直近2回の景気後退期は約8カ月間だったが、 現在のリセッションはその2倍程度に長引く可能性がある」との指摘も あった。

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