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NY市場サマリー(10日)
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<為替> ドルが下落し、対ユーロやポンドで2週間ぶり安値を付けた。米中通商協
議を巡る期待や英国の合意なき欧州連合(EU)離脱の確率が低下しているとの見方から
、ドルの安全資産としての投資妙味が薄まった。
ジョンソン英首相はこの日、アイルランドのバラッカー首相と会談し、英EU離脱を
巡り、合意に向けた道筋が見いだせるとの見解で一致した。
米国と中国は同日、閣僚級の通商協議を開始。中国国営新華社によると、劉副首相は
協議に先立ち、米中貿易摩擦の一段の悪化を防ぐために、中国は通商協議で双方が重要と
見なす問題について合意を目指す意向だと述べた。
テンパスのシニア通貨トレーダー、フワン・ペレス氏は「英国が離脱協定案を巡りE
Uと合意する可能性が高まり、米中協議が進展を示す中、安全資産としてのドル需要は後
退している」と述べた。
OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「米中が何らかの通商合
意もしくは部分的合意などが実現すれば、欧州資産への支援材料となる」と述べた。

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