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〔アングル〕中銀イベント通過で円債金利低下、「待機資金」の流入期待も
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日米の中銀会合を経て、円債金利は再び低下方向の
動きを強めている。米中対立の緩和期待で金融市場全体のリスク選好度は依然強いものの
、イベント通過で「待機資金」が債券に流入するとの期待があるためだ。海外勢の回帰だ
けでなく、国内勢も国債償還資金など豊富な資金を向ける可能性があると指摘されている
。
<海外勢の回帰>
19日の日銀会合では政策の現状維持が決定されたにもかかわらず、金利は急速に低
下した。市場の一部に「マイナス金利の深掘りや、超長期金利のスティープ化策への思惑
があった」(国内証券)ためで、一過性の要因のようだ。
しかし、マーケットでは需給面から、金利低下圧力が今後も強まるとの見方が多い。
野村証券のシニア金利ストラテジスト、中島武信氏は、いったん収まっていた海外勢
による円債投資が再び強まるとの見方を示す。
海外勢は、為替スワップによる上乗せ金利を使うことで、マイナス金利の日本国債で
も米国債よりも高い利回りを得ることができるが、米金利上昇局面で

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