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【ロンドン市場】株価持ち直し、円安・ドル高に
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30日のロンドン市場は、欧州株が序盤の下げ
から次第に値を戻したことや、米株先物が
上昇幅を拡大したことで、市場には前日の
パニックからの安堵感が広がった。
為替市場では、円安およびドル高となり、 ドル円は105円レベルを回復、ユーロ円は 一時151円台乗せ、ポンド円は190円台乗せ へと上昇した。
また、ユーロドルが1.43近辺に軟化、 ポンドが1.80台での取引と、ドルが堅調だった。
欧州中銀のドル資金供給が継続されたことも 株価の安定に寄与したとみられるが、 短期金融市場ではドル翌日物金利が11%へと 跳ね上がる場面もあり、期末要因での 不安定な動きもみられた。
市場は、この後の米株式動向に注目していた。
◆欧州株下げ渋りで、リスク回避色弱まる 欧州株が序盤の下げ幅を縮小し、次第にプラス圏へと 回復の動きを強めた。
為替市場では、円高の動きが一段落した。
ロンドン序盤から円売りが先行し、 ドル円は105円台乗せと東京市場安値から 2円弱の大幅な反発をみせた。
また、ユーロ円は一時151円台乗せ、 ポンド円は190円台前半へと上昇した。
ほぼ前日の米法案否決後の円高の動きを埋め戻した。
◆欧州委員会 米法案否決に失望を表明 欧州委員会は会見で、 米法案が否決されたことに失望した、 欧州金融当局は、金融市場の安定に注力する、 市場混乱の状況を招いた責任は特に米国にある、 と表明した。
また、ゴンザレス・パラモECB専務理事は、 各国中銀の協調行動を評価し今後も継続すると述べた。
欧州株式市場は、欧州中銀の積極的なドル供給で 落ち着いた展開になり、この後のNY市場での当局対応 および株価動向に市場の関心が集まっていた。
◆ユーロ売り・ポンド買い強まる ロンドン市場後半に差し掛かり為替市場が 落ち着きをみせるなかで、にわかに ユーロ売り・ポンド買いの取引が強まった。
ユーロポンドは0.7940レベルを割り込むと一気に 0.7900レベルへと売り込まれた。
英大手銀行などの売りが観測されていた。

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