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米国株式市場=ダウ263ドル高、雇用急減速で利下げ期待 米メキシコ交渉を楽観
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米国株式市場は続伸し、ダウ平均株価
は263ドル高で取引を終えた。朝方発表された米雇用統計がかなり弱い内容となったこ
とを受け利下げ期待が膨らんだほか、移民と関税問題を巡る米、メキシコ両国の交渉にも
楽観的な見方が広がった。
5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが7万5000人と市場予想の18万
5000人を大幅に下回った。雇用統計を受け、市場では7月の利下げを含め年内3回の
利下げ確率が織り込まれた。
オークブルック・インベストメンツ(イリノイ州)の共同最高投資責任者(CIO)
、ピーター・ジャンコフスキス氏は、雇用統計が弱かったことで「FRBが景気の下支え
に向け、遅きに失することなく一段とタイムリーに行動するのではないか」との期待が買
いにつながったと説明した。
またクレセット・キャピタルマネジメント(シカゴ)のジャック・アブリン氏は「市
場は低金利見通しと引き換えにさえない経済成長を受け入れようとしている。市場は低金
利に依存しており、金利さえ低ければ低成長でも構わないと考えている」と述べた。

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