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【東京市場】早朝円高、その後は売買交錯
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30日の東京市場は早朝、円高が加速した。
ドル円が4ヶ月ぶり安値となる103.50台を示現したほか、クロス円が全面安となった。
米下院で金融安定化法案が否決され、ダウ平均が史上最大の下げ幅を記録したことがリスク回避的な円買いに繋がった。
ただ、早朝を過ぎると円高圧力は緩和した。
仲値公示直前にはドル円が再び急落するなど不安定な動きがみられたが、ドル円、クロス円は概ねレンジ相場を形成した。
半期末特有の外貨需要や大量の投信設定がドル円、クロス円の下値を支えた。
◆豪ドル 小売売上高改善には反応せず きょう発表された豪小売売上高は前月比0.3%増を記録。
前回7月分も前月比0.1%増から0.3%増に上方修正される など強めの結果となったが、豪ドル買いは限られた。
小売売上高と同時に発表された住宅建設許可件数が大幅に 悪化したほか、市場の関心が世界的な金融不安に注がれて いることで材料視されなかったようだ。
◆クロス円 早朝急落 クロス円は早朝の取引で急落した。
ユーロ円は148円台後半、ポンド円は186円台前半まで下落。
その後は下げ渋ったものの、ユーロ円は150円台前半、 ポンド円は188円台前半で戻りを阻まれる形となった。
市場では米国発の金融不安が欧州など他国に飛び火する のではとの懸念も出ていた。

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