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UPDATE 1-アジア通貨動向(30日)=ウォンとペソが上昇、引き続き貿易戦争が重し
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アジア新興国通貨市場では、当局の支援介入観測がでてい
る韓国ウォンが上昇しているが、米中貿易戦争の激化でアジア通貨は買いづらいムードが
続いている。
中国の外務次官は30日、意図的に引き起こす通商摩擦は「むき出しの経済テロリズ
ム」だと述べ、貿易問題で対立する米国に対する批判を強めた。
OCBC銀行のアナリストはリポートで「貿易戦争は、範囲が広がり続け、ここ2日
間は中国がレアアース(希土類)を米国に対抗するカードとするとの観測も強まっている
。これはアジア通貨全体にネガティブな状況をもたらす」と指摘した。
中国人民元、ウォン、リンギなどへの売りが膨らみ、各国当局は為替市場の無秩序な
動きに警告を発している。
ウォンは一時0.5%上昇。ディーラーからは、当局がドル売り・ウォン
買い介入を実施したとの指摘がでている。
韓国銀行(中央銀行)は31日に金融政策決定会合を開催する。ロイターの調査では
、外需減退を背景に中銀に緩和圧力がかかっているが、政策金利は据え置かれると予想さ
れている。

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