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インタビュー:米金融安定化の次の一手で資本注入の必要性も、欧州に注視を=五味・前金融庁長官
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- [東京 29日 ロイター] 五味広文・前金融庁長官(西村あさひ法律事務所顧問)は29日、ロイターとのインタビューで、不良資産の買い取りを柱とする米国の金融安定化策について、金融機関にとって「間接的な資本注入」の効果があると評価した。ただ、不良資産の買い取り価格によっては、資本の効果が十分に得られない可能性も出てくるため、次の一手として公的資金の「直接的な資本注入」を検討する必要性が出てくる可能性を示した。また、「欧州は相当な深手を負っているのではないか」と述べて、日本の当局には、米国だけでなく欧州の金融システムを注視すべきとの見方を示した。

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