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〔需給情報〕外国人が過去最高の4.4兆円買い越し=12月国債売買高
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日本証券業協会が21日に発表した12月公社債店頭売買高(国債)
によると、外国人は全体で4兆4242億円を買い越した。買い越し額は2004年4月の統計調査開始以
来、過去最高を記録した。
外国人は、超長期国債、長期国債、中期国債のいずれも買い越した。そのうち長期国債は2兆0431
億円、中期国債は2兆1345億円と2兆円を超えた。一方、都市銀行、地方銀行、信用金庫、農林系金融
機関などの国内勢の売り越しが目立った。買い越しとなった生保・損保でも、超長期国債の買い越し額が1
403億円と17年8月以来の低水準となった。
12月の円債市場は、米中通商摩擦や世界景気減速への懸念からリスクオフの流れが強まり、イールド
カーブのフラット化が進行。大納会の12月28日に、10年最長期国債利回り(長期金利)は一時マイナ
ス0.010%とマイナス圏まで水準を切り下げた。
市場では、「12月金利低下を主導したのは外国人。一方で、株価が大きく値下がりしたこともあり、
国内勢からは、円債で利益を確保することを目的に

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