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NY市場サマリー(4日)
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<為替> 朝方発表された堅調な米雇用統計を好感してドルが値上がりしたものの、
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言で上値の重い展開となった。
昨年12月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が31万2000人増と10カ月ぶ
りの大幅な伸びを記録した。時間当たり賃金も前月比0.4%増と、前月の0.2%増か
ら伸びが加速。労働参加率は17年9月以来の水準に上昇した。
こうした中、パウエル議長は討論会でFRBとして忍耐強く臨むとともに、経済の勢
いが堅調であっても市場が織り込む下振れリスクに対して敏感であるとの認識を示した。
また将来の利上げやバランスシート縮小を巡って柔軟に対応すると明言。世界経済の減速
から貿易戦争に至るまであらゆるリスクを考慮しつつ、好調な経済統計との均衡を図る考
えを明らかにした。
クレディ・アグリコル(ニューヨーク)のFXストラテジスト、エリック・ビロリア
氏は「迅速かつ柔軟に政策変更を行う用意があるとの発言でリスク選好が広がった。全般
的に議長のトーンは慎重でこれがドルに影響した」と述べた

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