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【NY市場】米金融安定化法案は成立間近か
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25日のNY市場では米金融安定化法案が成立
間近との見方が広がったことで、ドル高・
株高となった。
今後政府と議会側で詰めの 協議が行われ、今週中に成立する可能性も 出てきた。
この日発表された米耐久財受注、米新規失 業保険申請件数、米新築住宅販売はいずれ も市場予想よりも弱かったが、ドル売りの 反応は限られた。
米利下げ観測の高まりも、 ドル高の動きを抑制しなかった。
◆ドル円堅調、法案の早期成立見通しで ドル円は105.60レベルから107.00レベルまで 円安・ドル高推移。
米金融安定化法案の早期 成立観測の中、水準を切り上げた。
その後、株式市場が高値から離れる場面もあ り、106円台前半まで調整した。
住宅市場の低迷や雇用環境のさらなる悪化な ど、ドル安材料はほとんど材料視されなかっ た。
米新規失業保険申請件数は01年11月以来 の高水準、米新築住宅販売件数は91年2月以 来の低水準だった。
◆米金融安定化法案の成立は間近、ドル高進む ユーロドルは1.4738レベルから1.4559レベルまでドル 高推移。
ドッド上院銀行委員長が「米金融安定化法案 は民主・共和両党で基礎的な合意に達した」と語った ことでドル買いが勢いづいた。
弱い米経済指標の発表後、瞬間的にドル売りが入る場 面もあったが、市場参加者の注目が米金融安定化法案 の動向に集まっている中、経済指標はほとんど材料視 されなかった。
ポンドドルは1.8600レベルから1.8300レベルまで300ポ イント程度ドル高・ポンド安推移。
米金融安定化法案 が成立間近との観測がドル買いにつながったほか、 ユーロ買い・ポンド売りの動きも圧迫要因だった。
英景気減速が進む中、早ければ来月にも利下げとの見 方があった。
このほか、米金融安定化法案が成立すれば、市場の関 心は資本が十分でない欧州や英国の金融機関に集まる とも指摘されていた。
◆クロス円、株高もドル買い主体の中で上値重い、ポンド円は軟調推移 ユーロ円は155.37-156.32水準で上値の重い展開。
株式市場が米金融安定化法案の早期成立見込みから思 惑先行で上昇して始まったため、一時円売りが強まる 場面はあった。
ただ、全体的には円売りよりもドル買 いの動きが強く、ユーロ円はユーロドルの軟調さに足 を引っ張られた。
ポンド円はポンドドルの下落を受けて197円台から195 円台前半まで下落した。

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