スポンサーリンク |
【ロンドン市場】米金融安定化策にらみ、神経質な動き
- 記事詳細
-
25日のロンドン市場は米金融安定化策の
早期成立に懐疑的な見方が広がり、
為替相場は不安定な動きをみせた。
序盤は東京市場の流れを受けて、ドル売りが 先行しドル円105.50割れ、ユーロドル1.4770 レベルをつける場面があった。
市場で、FRBによる利下げ観測が高まりつつ あるとの見方が背景にあった。
原油先物が米景気減速による需要減を材料に 106ドル台から104ドル割れへと急落。
これを好感して株価が上昇すると、 円売りが優勢になり、ドル円106円近辺、 ユーロ円156円手前へと堅調な動きをみせた。
しかし、この動きもつかの間、 米GEが第3四半期の業績見通しを引き下げる との報道に、株価が一気に反落、クロス円を 中心として円が買い戻された。
ユーロ円は155円台前半に反落、ユーロドルは 1.47割れから1.46台半ばへと下げた。
各通貨とも東京市場前半の水準に戻す往来相場 となり、方向性に欠けた動きだった。
◆米GE 第3四半期の業績見通しを引き下げ 米GEは、第3四半期の業績見通しを引き下げた。
1株利益の見通しを43−48セントとし、 市場予想の52セントを大きく下回った。
この報道を受けて、堅調だった米株価指数先物が 一時マイナス圏へと反落した。
◆TEDスプレッド、過去最大の水準に拡大 TEDスプレッドが317bpと過去最大の水準に拡大した。
TEDスプレッドは、3ヶ月物米短期国債(T-bill)先物と 3ヶ月物ユーロドルLibor先物との金利差で、 拡大は銀行間の資金取引のひっ迫を示す。
依然として、米金融不安が拭えない状況が続いた。

スポンサーリンク |