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ユーロ圏製造業PMI改定値、10月は52.0 2年ぶり低水準
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IHSマークイットが発表した
10月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.
0と、過去2年あまりで最低となった。
輸出受注が2014年終盤以来初めて減少した。ユーロ圏の景気拡
大がピークを過ぎたことが改めて浮き彫りとなった。
速報値は52.1、9月は53.2だった。同指数は50が景況拡
大と悪化の分かれ目となる。
10月のPMIは2016年8月以来の低水準。
生産指数も51.3と、約4年ぶりの水準に低下。速報値からはや
や上方改定されたものの、前月の52.7を下回った。
IHSマークイットの首席ビジネスエコノミスト、クリス・ウィリ
アムソン氏は「ユーロ圏の製造業に対する懸念が強まった」と指摘。「
在庫調整、受注状況の悪化、楽観度の低下が重なり、成長に対するリス
クが(欧州中銀の示唆する)『概ね均衡』から『下振れ』にシフトしつ
つあるとの懸念が強まるだろう」と述べた。
「貿易摩擦がエスカレートする中、新規受注は約4年ぶりに減少し
た。輸出販売も過去5年あまりで初めて減少した」

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