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【NY市場】原油安でドル堅調も、救済法案に不安残る
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24日のNY市場は、堅調に推移していた原油
がマイナス圏に沈んだことで、ドルが買わ
れた。
ただ、米金融安定化策法案の動向を 巡って静まり返る場面も多かった。
この日発表された米中古住宅販売件数は市 場予想並みで、反応は見られなかった。
◆ドル円、下値では本邦勢の買い観測 ドル円は105.50-106.30で振幅。
円買いが強まったことで下押す場面はあった が、本邦勢によるドル買い・円売り観測が ある中、下値は限られた。
ポールソン米財務長官の証言原稿の一部が 伝わり、「救済策は大規模な銀行だけでな く、小規模な金融機関も対象とするだろう」 との文言はあったが、特に反応は無かった。
ユーロ円やポンド円は上値の重い展開。
ユーロドルやポンドドルが軟調だったため、 水準を切り下げた。
ユーロ円は156.05レベル から154.90レベルまで、ポンド円は196.79レ ベルから195.60レベルまで下落した。
◆原油の反落がドルをサポート、一方通行でドル高 原油価格が下落に転じたことで、薄商いの中、 ユーロドルは1.4746レベルから1.4610レベルまで、 ポンドドルは1.8577レベルから1.8457レベルまで下落。
米金融安定化策についての議会証言が続く中、 成立が遅れるとの見方が広がってきたものの、 ドル売りの反応は見られなかった。
◆バーナンキFRB議長、金融安定化策の必要性を切々と説く バーナンキFRB議長の上下両院合同経済委員会での証言 終了後、シューマー米上院議員は「ごく一部の議員が 反対票を投じそうだ」とした。
ただ、昨日の議会証言 終了後よりは救済策に関して批判的な意見は少なかっ た。
バーナンキFRB議長はこのほか、「法案に詳細を詰め 込みすぎると、柔軟性を阻害する恐れがあり危険」、 「適切に設計されたプログラムでは、資産の投げ売り 価格での売却を回避できる」などと発言していた。

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