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19年のアジア新興国成長率見通し、5.8%に下方修正=ADB
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アジア開発銀行(ADB)は26日、2019年のアジア新興国の
成長率見通しを5.9%から5.8%に引き下げた。米中の貿易戦争が輸出依存型の経済に悪影響を及ぼす
との見方を示した。
18年の成長率見通しは6.0%で据え置いた。
首席エコノミストの沢田康幸氏は、米中貿易摩擦が地域のサプライチェーンに及ぼす影響と、米利上げ
ペースが加速した場合の急激な資本流出リスクに言及し、「見通しに対する下押しリスクは強まっている」
と指摘した。
19年の成長率見通しの5.8%は、2001年の4.9%以来の低水準。
中国の19年の成長率見通しは6.3%で、7月時点の見通しの6.4%から引き下げた。18年は6
.6%で据え置き。
南アジアは引き続き地域で最も高い成長率となる見込みで、今年は7.0%、来年は7.2%と予想。
一方、東南アジアは輸出の伸び鈍化やインフレ加速などが響くとし、来年の成長率見通しを5.2%か
ら5.1%に引き下げた。
また、今年のインフレ率予想は2.8%で据え置き、来年は2.7%から2.8

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