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【ロンドン市場】円安傾向見せるも、往来相場に
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24日ロンドン市場は、最近の相場展開の中では
比較的落ち着いた値動きだった。
序盤は円安傾向が支配的で、ドル円は106円台 に乗せ、ユーロ円も156円台に上昇した。
米株価指数先物が東京早朝の大幅高を受けて 高値圏推移で始まったことを好感した。
しかし、ロンドンタイムは新規材料に欠け、 株の上昇が落ち着くと、後半は円高方向に転じ、 ドル円は105円台後半、ユーロ円は155円台半ばと ロンドン市場序盤の上昇幅を消した。
ポンドが買収関連の報道に買われるシーンが あったが、やはり後半には元の水準に戻した。
独Ifo景況感指数が注目されたが、弱い結果も ユーロ売りの反応は一時的にとどまった。
原油先物が一時109ドル台半ばと2ドル超の上昇 となったが、為替市場の反応は少なかった。
市場の関心は、もっぱら今後の米金融支援策の 展開に注がれていた。
◆弱い独Ifoの結果に、ユーロドル安値つけるも反発 9月のドイツIfo景況感指数は92.9と予想および前回値を 下回った。
さらに、Ifoのネルプ氏はECBは今後、利下げが 必要になるとの見通しを述べた。
また、調査時期については、6割のデータがリーマン・ブラザーズ およびAIGの問題が報じられる以前のものとしており、 数字がかさ上げされていることを示唆していた。
しかし、ユーロドルは一時1.4635レベルと安値をつけたものの、 すぐに1.4685-90レベルまで反発した。
売り圧力は予想外に弱かった。
◆仏電力公社の英電力会社買収が話題に 仏電力公社EDFが英電力会社ブリティッシュ・エナジーの 買収に合意との報道が材料となり、ユーロ売りポンド買いが 強まる場面があった。
ユーロポンドは0.79台前半から一時0.7880台へと売られた。
しかし、後半はNY勢の参入を控えてのポジション調整に 元の0.79台前半へと戻した。

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