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リーマン欧州部門 買収で合意
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- 関係者によりますと、「野村ホールディングス」は、海外事業を強化するため、22日発表した「リーマン・ブラザーズ」のアジア部門の買収に続いて、新たにヨーロッパ部門も買収することで基本合意しました。具体的には、リーマン・ブラザーズがヨーロッパや中東で行っている企業買収の仲介などの投資銀行業務と株式に関する業務で働く従業員を引き継ぐということです。野村は、サブプライムローン問題で損失が出たアメリカの事業を見直す一方で、アジアやヨーロッパについては拡大する方針を打ち出していました。今回の一連の買収によって、リーマン・ブラザーズが持つ企業買収の仲介や株の引き受けなどの優秀な人材や顧客基盤を手に入れることで、アジアとヨーロッパでの事業を一気に拡大することを狙ったものと見られます。日本の大手金融機関の間では、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が、アメリカの証券大手のモルガン・スタンレーに対して、最大で20%の株式を取得することで合意するなど、金融危機をきっかけにしたアメリカの大手金融機関の再編に参入する動きが相次いでいます。

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