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【ロンドン市場】FRB議長の証言控え神経質な振幅相場
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23日ロンドン市場は、序盤ドル安に調整が入ったが、
米金融安定化策への不安感が根強く、株が売られた
ことで再びドル売りが息を吹き返す場面もあった。
ドル円は105円台で振幅、ユーロドルは1.47割れから 1.48近辺への往来相場となった。
前日、大荒れだった原油相場が106-108ドルでの 振幅したことで、ドル相場が連動した面もあった。
クロス円は、欧州株が軟調で円高圧力がみられたが、 大きくは値を崩さず、揉み合いが続いた。
東京時間22:30からのバーナンキFRB議長および ポールソン米財務長官の議会証言を控え、 ドル安水準での神経質な取引が続いた。
◆独欧PMIの悪化、ユーロの上値押さえる 9月のドイツ製造業PMIは48.1と予想50.7および前回の 51.4を下回った。
同非製造業PMIも48.1と予想49.2および 前回の49.7から一段と悪化した。
さらに、9月のユーロ圏製造業PMIは45.3と予想47.3および 前回の47.6から一段と悪化した。
一方、非製造業PMIは48.2と予想48.0を上回ったものの、 前回の48.5からは悪化した。
全般に弱い結果となったことで、ユーロの上値を押さえた。
ユーロドルは一時1.4680レベルへと軟化する場面があった。
◆ポンドドル軟化、英住宅ローン承認件数が最低水準で 英国銀行協会が17:30に発表した英住宅ローン承認件数は 2万1086件と、1997年の統計開始以降で最低の水準だった。
昨日の英ライトムーブ住宅価格も4ヶ月連続で下落しており、 改めて英住宅市場のぜい弱さが示された格好となった。
ポンドドルは一時1.8484レベルと本日の安値を更新した。
◆加コアCPIの上振れで、カナダ買いの反応 8月のカナダ消費者物価指数は、総合指数は市場予想並み だったが、コア指数が前月比+0.3%、前年比が+1.7%と 予想以上の伸びを示した。
ドルカナダは1.0340近辺から一時1.0315-20レベルへと 下落するなど、カナダ買いの反応がみられたが 値動きは限定的だった。
◆原油先物、106ドル台から108ドル近辺で振幅 原油先物はロンドンタイムに入って106.07ドルまで 値を崩す場面があったが、前日の大幅高の調整が一巡 すると再び108ドル近辺に上昇した。
ドル安が支援材料となる一方、金融機関支援策への 不透明感からの需要減少の思惑が上値を押さえた。
24日の週間在庫統計の発表が注目されている。

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