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【NY市場】原油高・株安、財政悪化でドル売り
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22日のNY市場ではドル安が進行。
原油10月限が25ドル超の上げ幅となった ことでドル売りが勢いづいた。
金融機関の救済策に対する懐疑的な見方や 国債増発による米財政赤字拡大もドル安に つながった。
◆一本調子でドル安、米財政赤字拡大を嫌気 ユーロドルは1.4560レベルから1.4866レベル まで、ポンドドルは1.8370レベルから 1.8640レベルまでドル売りが進んだ。
それぞれ300ポイント程度、ドル安推移。
原油価格の急伸がドル売りを誘ったほか、 金融機関の救済策がまとまり、金融市場が 落ち着いた後は利下げとの見方もドルを 圧迫した。
また、米財政悪化を背景とした ドル売りも入った。
リアルマネー系のユーロ買い・ドル売り観測 がある中、淡々とドル安が進んだ。
◆ダウは先週末の上げ幅消す、ドル円は105.20レベルまで軟化 ドル円は106.86レベルから105.15レベルまで円高・ ドル安推移。
NY市場の序盤ではドル売り圧力が強かったものの、 クロス円がしっかりと推移したことで、 106.16-86水準での振幅を繰り返した。
ただ、株式市場で金融株が下げ続けたことでクロス円 が高値から離れると、ドル円は下値を広げ、先週末の 安値を下回った。
◆クロス円、株式市場の大幅反落で押し戻される展開 ユーロ円は155.00レベルから156.82レベルまで上昇 した後、155.80レベルまで押し戻された。
ポンド円は 195.41レベルから197.11レベルで振幅。
ドル売りの動きの中でしっかりと推移する場面も あったが、株式市場が金融株中心に下げ幅を広げたこ とで、リスク回避の動きが強まった。
◆バーナンキFRB議長とポールソン財務長官の証言に注目集まる 今週はバーナンキFRB議長とポールソン米財務長官の 議会証言が予定されている。
23日は東京時間の23:00 からバーナンキFRB議長が上院銀行委員会で証言する 予定。
24日は上下両院合同経済委員会での証言も行わ れる。
25日は、バーナンキFRB議長とともにポールソン財務 長官が政府系住宅金融機関(GSE)の政府管理について 証言する。
金融機関の救済策についての説明を求められる見通しで、 市場参加者の注目度は高い。

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