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〔需給情報〕都銀が2カ月ぶり買い越し、外国人は最大の買い主体=5月国債売買高
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[東京 20日 ロイター] - 日本証券業協会が20日に発表した5月公社債店頭
売買高(国債)によると、都銀は利付国債を6699億円買い越した。買い越しは2カ月
ぶり。
都銀は、長期債を144億円、中期債を7410億円を買い越す一方、超長期債は、
855億円の売り越し。超長期債は前月に過去最大となる1.39兆円を売り越していた
だけに、売り圧力が限られた。「都銀勢は担保ニーズなどを踏まえると、国債残高をこれ
以上減らすことは難しいのではないか。中期を中心に買い増すのは自然の流れ」(国内証
券)との声が出ている。
外国人は利付国債を合計で1兆0015億円買い越した。買い越しは4カ月連続。そ
の規模は前月(約2兆円)から半減したが、最大の買い主体となった。買い越し額は超長
期債が2677億円、長期債が593億円、中期債が6745億円。
外国人はドル/円のベーシス・スワップのマイナス幅縮小による円債投資意欲の減退
が懸念されていたが、「中期債を中心に国債の安定した買い手であることがあらためて確
認された」(国内証券)との指摘がある。

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