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GDPが大きければ、経済は一流なのか(神谷秀樹の「日米企業往来」)
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- 「もはや戦後ではない」と一流国の仲間入りを宣言した日本も、今や「もはや経済一流国ではない」と経済閣僚が公言する始末だ。 ここで考えるべきは、「何をもって一流と評価するのか」ということだ。この問題を考えるうえで、米国を例にしてみたい。世界最大のGDP(国内総生産)を誇るこの国の経済は一流なのだろうか? 私にはとてもそうは思えない。政府は貿易赤字と財政赤字を垂れ流し続け、消費者も貯蓄率ゼロで借金しては浪費を続けてきた。いよいよその借金依存浪費経済も終焉を迎えている。酷評かもしれないが、米国経済の私の評価は「三流」である。一方、新技術の開発、民主主義の強さなどにおいては、米国はいまだ一流だと評価する。

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