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再送-〔兜町ウオッチャー〕値上げ銘柄に明暗、力強さ欠く消費 「インフレ相場」はまだ先
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((この記事は11日午後6時04分に送信しました))
[東京 11日 ロイター] - 値上げを発表した企業の株価が明暗を分けている。
人件費や材料費などコスト増に耐え切れず、値上げを決定する企業が増えてきているが、
株価の反応はまちまち。値上げが消費者に受け入れらないと市場が「判定」を下す企業も
少なくない。こうした二極分化は日本経済に力強さがないためとみられ、「インフレ相場
」への移行は、まだ先のようだ。
<山パンで期待も>
値上げ圧力が日本株を押し上げるか──。そうした期待を市場に抱かせたのが、山崎
製パンだった。同社は6月1日、原材料高や人件費・物流費の増加を背景に、7
月の出荷分から一部のパン製品を値上げすると発表。翌営業日4日の株価は一時15%高
と急伸した。11日の終値は1日終値に比べ13%高。高値圏を維持している。
値上げが消費者にすんなりと受け入れられるようになれば、企業は値上げを行いやす
くなり、デフレからの完全脱却も見えてくる。物価調整をしない(実質ではない)名目の
企業利益をベースとする株式市場にとっ

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