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〔需給情報〕都銀が超長期中心に期初売り、地銀・外国人は買い越し=4月公社債売買高
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[東京 21日 ロイター] - 日本証券業協会が21日に発表した4月公社債投資
家別売買高によると、都銀は1兆3560億円の売り越しとなった。売り越しは5カ月ぶ
りで、超長期ゾーンを中心に調整売りに動いたとみられている。一方、地銀や外国人は買
い越しとなった。
同時に発表された国債投資家別売買高によると、都銀は超長期を1兆3923億円、
長期を682億円それぞれ売り越した。中期は917億円買い越し。
4月の円債市場は、19日の20年債入札が低調な結果になると、フラット化の流れ
に一服感が出て、月末にかけて金利上昇に転じた。市場では、都銀の超長期売りについて
「金利低下局面で、決算対策などで積み上げていた持ち高の調整売りに動いたのだろう」
(国内証券)との声が出ている。
一方、地銀は中期・長期・超長期で買い越し、公社債全体で4647億円買い越した
。「売付額が小さかったことを踏まえると、利益が生じる銘柄が少なかったのではないか
。今年度はフラット化の動きで金利が上がらないとみて、慌てて買いに動いた可能性もあ
る」(同)という。

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