株式や為替、先物など様々なマーケット参加者が集まる、投資家・トレーダー達の交流サイト。
ようこそ Guest:  ログイン- 新規登録  
BULL
オンライン状況
1 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが 最新ニュース/記事 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 1

もっと...
<< 外国為替ニュース(Klug) - 外国為替ニュース(Klug)過去ニュース/記事

スポンサーリンク


発行日時: 2008-9-18 17:00

原油価格の二面性

記事詳細
1.原油市況:一時90ドルに迫る 原油相場(WTI、期近物)は、8月後半にグルジア紛争やハリケーンによる供給懸念を背景に一時120ドル台まで反発したが、9月に入って再び下落基調が強まり、9月16日には1バレル90ドルに迫った。
ただ17日の終値は97.16ドルまで反発した。
原油相場の下落材料としては、以下のようなことが指摘された。
(1)9月上旬は、米国メキシコ湾岸に上陸したハリケーン「グスタフ」の被害が懸念されたよりも小規模にとどまった、(2)欧州経済の減速や米当局が政府系金融会社への財政支援計画を打ち出したことを背景にドル高が進み、ドル安のヘッジ手段と目されていた原油など商品への投資が抑制された、(3)9月半ばにかけてハリケーン「アイク」が上陸したが、設備破損などの被害はなく、供給懸念は後退した、(4)15日に米大手証券会社の経営破綻が発表されたことなどにより景気先行き懸念や投資資金が流出するとの思惑も生じた、などである。
一方で、(1)4日および11日に発表された米週次石油統計では原油在庫が予想外の減少を示した、(2)9月中旬には対円などでドル安が進んだ、といった原油相場を押し上げうる材料もみられたが、影響は限定的であった。
景気減速による需要減退観測が根底にあって、需給が緩みやすくなっており、相場は、価格を下落させる材料に反応しやすくなっている。
最近の原油の油種間スプレッド(価格差)をみると、足元ではWTIがドバイやブレントに比べて相対的に割安な状況は解消されている。
原油相場の先物カーブをみると、数年先にかけて緩やかな先高感があり、足元の相場は売られ過ぎであり、先行きは価格が戻すとの観測がうかがえる。
また、先物市場における投機筋のポジションをみると、6月後半以降売り買いが拮抗する中、足元では小幅な売り超しになっている。
一方、商業筋も含めた先物の建て玉をみると、2007年半ばをピークに、2008年7月以降は減少傾向が強まっている。
原油相場は、景気減速懸念や投機資金の流出への思惑から目先は下値を模索する動きが続きやすい。
一方で価格下落が進むと、OPECが協調減産に転じる可能性があり、値ごろ感から中国などの原油購入も増えるとみられる。
足元で急速に強まった景気減速懸念が、今後、弱まっていくにつれて、原油相場は下げ止まり、90〜100ドルを中心とした推移が見込まれる。

リンクURL:http://www.pheedo.jp/click.phdo?i=577a8645068750cbd98c320a6eeff1a7 原油価格の二面性への外部リンク
スポンサーリンク


各都市の時間
東京
香港・北京
フランクフルト
ロンドン
ニューヨーク
 
トレーダー&投資家コミュニティ「Bull」© 2008 
FXテクニカル分析入門 - FX入門 - FXテクニカル検証 - 資産運・マネーの知恵袋