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FOMC声明文、「金融・経済動向を注視」=電撃利下げも視野に
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−米政府、保険最大手AIGに約9兆円支援=80%支配で合意−
【2008年9月17日(水)】 − 米証券大手のリーマン・ブラザーズの破産やメリルリンチの身売り、世界保険最大手のAIGの経営危機が表面化する中で、FRB(米連邦準備制度理事会)は16日のFOMC(公開市場委員会)で、市場の大方の利下げ予想に反し、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を2%に据え置いた。
また、その一方で、政府は16日、経営危機に陥っていたAIGの救済策を発表。
FRB(米連邦準備制度理事会)がAIGに850億ドル(約8兆9300億円)の与信枠を設定、また、AIGの79.9%を政府が保有、先に発表された政府系住宅金融2社の場合と同様、政府のコンサーベイターシップ(財産管理)下に置くことで、政府側とAIGが合意した。
今回のFOMCの政策金利据え置きは、6月25日のFOMC以来3回連続の据え置きとなるが、先週末からの金融危機にもかかわらず、FRBが敢えて金利据え置きを全員一致で決めたことで、エコノミストの多くは、FRBは、年内は金利を据え置き、様子見の姿勢を維持すると見ている。

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