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【東京市場】AIG救済で円売りも不安心理残る
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17日午前の東京市場は、米政府によるAIG救
済を受けて不安心理が後退し、円売りが優
勢となった。
軟調に推移していた米株価先 物はプラス圏を回復した。
ただ、市場は次の破綻懸念先を探し始めて おり、神経質な様相が継続した。
日銀は市場予想どおり政策金利を据え置いた。
◆ドル円、上値では輸出の売り ドル円は105.28レベルから106.69レベルま で円安・ドル高推移。
上値では本邦輸出の ドル売り・円買いが入ったとの指摘があった ほか、次の破綻先を巡る懸念から上値が抑え られた。
◆クロス円、神経質ながら下値を切り上げる クロス円は堅調に推移。
ユーロ円は148.19レベルから151.54レベルまで、 ポンド円は187.24レベルから190.77レベルまで上昇した。
AIGの救済に絡んだ報道を受けて、NY市場の終盤から 東京早朝にかけて荒っぽい値動きとなった。
ただ、否定されたものの、米モルガンスタンレーが合併先を 模索しているとの報道もあり、昼頃に水準を切り下げる場面もあった。
◆オセアニア通貨、水準切り上げるが上値は限定 豪ドル/ドルは0.7907レベルから0.8074レベルまで 豪ドル高・ドル安推移した後、0.7932レベルまで反落。
コモディティ市場はしっかりと推移したが、 豪ドル円が伸び悩んだことで豪ドル/ドルの上値も抑えられた。
◆FRBがAIG救済策を発表、内容は国有化 FRBが米保険大手AIGの救済策を発表した。
融資額は最大850億ドルで、融資期間は24ヶ月、 AIGの全資産が担保とされた。
AIG株の79.9%を米政府が受け取り、 普通・優先株への配当を拒否する権限も政府が持つ。
資産売却によってAIGは融資が返済可能とされている。

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