スポンサーリンク |
海外市場の注目ポイント(米雇用統計)
- 記事詳細
-
2008/04/04(金) 13:32
東京時間21:30には3月の米雇用統計が発表される。
予想および前回値は以下の通り。
*非農業部門雇用者数(3月)21:30 予想 50千人減 前回 63千人減(前月比) *失業率(3月)21:30 予想 5.0% 前回 4.8% 3月非農業部門雇用者数の市場予想は50千人減と2月の63千人減と同様に マイナスの伸びとなることが見込まれている。
今週は雇用関連市場が連続して発表され、いずれも予想を上回る結果だった。
しかし、シカゴPMI、ISM製造業は景況感の分岐点50を割り込んだ点は留意したい。
シカゴ購買部協会景況指数 3月 雇用 44.6 前回 33.5 ISM製造業景気指数 3月 雇用 49.2 前回 46.0 ADP雇用者数 3月 8千人増 予想 45千人減 前回 18千人減(23千人減から修正) ISM製造業景気指数 3月 雇用 46.9 前回 46.9 一方、前週の新規失業保険申請件数が40.7万人と予想以上に増加した。
今年に入ってからは1月最終週以降、2-3月を通じて35万人を上回る水準が 継続されて失業者数が増加傾向となっていることが示されている。
今回の数字は直接3月の雇用統計には反映されないが、 下振れ観測が強まるなど市場のムードに影響する可能性はある。
2日のバーナンキFRB議長の証言では景気後退の可能性が言及されたが、 ドルは底堅く推移し、市場はかなりこれを織り込んでいるように見える。
また、週末を控えている点も当指標発表後の相場展開に影響するだろう。
今回の米雇用統計に対する反応は複雑なものになりそうだ。

スポンサーリンク |