スポンサーリンク |
【NY市場】円高圧力続く
- 記事詳細
-
週明けのNY為替市場では円高圧力が続いた。
前半はドル円、クロス円が買い戻されるなど海外市場で進んだ円高が落ち着いたが、買い戻しは持続しなかった。
リーマン・ブラザーズの経営破綻、AIGの資本不足懸念でダウ平均は500ドル超下落(2001年9月以来の下げ幅)、債券市場で逃避買いが加速するなどリスク回避の流れが円高圧力に繋がった。
ドル円、クロス円は後半から失速、ロンドン市場の安値近辺へと反落した。
◆ドル円 105円割れ、1日で3円強下落 ドル円は一時106円台を回復したが、失速した。
取引終盤には株安進行とともに下値を模索、105円台割れ を示現した。
先週末終値(107円台後半)から3円強下落 して取引を終えている。
信用不安による景気悪化懸念で 原油相場は急落したが、ドル円を支えるには至らなかった。
◆クロス円反落、ロンドン安値に接近 クロス円は前半買い戻されたが、戻り売りに押された。
後半にはユーロ円が149円近辺、ポンド円が188円台前半、 豪ドル円が84円台半ばへと値を下げた。
いずれもロンドン 市場の安値近辺へと下落、きょうの安値圏で取引を終えた。
◆AIG 対応協議正念場、米金融大手の融資案も きょうは米株式市場で保険大手AIGが60%安と暴落した。
WSJは、米政府がゴールドマン、JPモルガンにAIG向け 700億-750億ドルの融資取りまとめを要請したと伝え、 この報道を機に買い戻される場面もあったが、戻りは 限定的だった。
最悪の事態回避に向けて、米金融当局を 中心に対応策立案が正念場を迎えているようだ。
対応策次第で金融市場の混乱が加速する可能性もあり、 今週の相場の波乱要因となりそうだ。

スポンサーリンク |