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【NY市場】クロス円主導で円安
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週末のNY為替市場はクロス円主導で円安が加速した。
序盤はドル円、クロス円とも揉み合いで始まったが、ポンド円の急伸を機に他のクロス円も一斉に買われた。
クロス円の上昇が波及してドル円も買われた。
リーマン買収問題で大きな進展はなかったが、米国株の下げ渋りやポジション調整で円高の巻き戻しが本格化した。
◆クロス円、買い戻し加速 クロス円は買い戻しが加速した、 ポンド円は193円台半ば、ユーロ円は153円台 半ば、豪ドル円は88円台後半、NZドル円は72円 台前半まで上昇。
いずれもロンドン市場で つけた週末高値を更新した。
米国株の下げ渋りがリスク回避懸念を緩和したほか、 週末ということでポジション調整に絡んだショートカバー も強かった。
序盤と比べポンド円は約4円半、ユーロ円、 豪ドル円は約2円半、NZドル円は約2円上昇した。
◆ドル円除きドル安、原油100ドル割れは反応薄 ドル相場はドル円を除いてドル安が進んだ。
ユーロドルは1.42台前半、ポンドドルは1.79台半ばへと 急伸した。
ユーロ円、ポンド円などクロス円の上昇が ドル相場に波及する形となった。
序盤と比べユーロドル は200ポイント弱、ポンドドルは300ポイント上昇するなど 大幅高だった。
原油相場は一時100ドル割れを示現したが、 ドル買いには至らなかった。
一方、ドル円はクロス円に 連れ高となり、106円台後半から108円手前へと上昇した。
◆リーマン問題 大きな進展なし、公的資金注入は否定 きょうは経営危機に瀕しているリーマン・ブラザーズ について大きな進展はなかった。
この問題に関して、 市場では様々な情報が飛び交った。
ポールソン財務長官に 近い関係者の話として、長官は公的資金を用いたリーマン 救済に断固として反対との情報が伝わった。
この他、英FT紙はバンカメ、JCフラワーズ、中国投資有限 責任公司が共同でリーマンを買収すると伝えた。
ただ、 買収の具体的策については示されず、目新しさに欠けた。

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