| スポンサーリンク |
インフレターゲットの説得力をなくしたニュージーランドの大幅利下げ
- 記事詳細
-
9月11日、ニュージーランドの中央銀行であるニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを0.50%引き下げ7.50%としました。
ニュージーランドの利下げは、今年7月の5年ぶりの利下げに続き、今年2回目となります。
為替市場では、RBNZが利下げをするだろう、との予想をほぼ100%織り込んでいましたが、利下げ幅は0.25%に留まるとの見方が大勢でした。
しかしRBNZは、市場予想を裏切るかのように一気に0.50%も利下げをしています。
RBNZのボラード総裁は、利下げ後に発表した声明において、ニュージーランド経済の減速感は、家計を中心に非常に大きく、企業はコスト高と需要の低迷で苦しんでいるとの見方を指摘しています。
市場が考える以上にニュージーランド経済は悪化しているとのメッセージを、RBNZは市場に打ち出したといえます。
| スポンサーリンク |
