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【NY市場】円相場は往来、ユーロ軟調
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10日のNY為替市場は方向性に欠けた。
円相場はクロス円中心に往来相場となり、序盤は円売り、その後円買いが優勢だった。
ドル円は原油安を手掛かりに強含んだが、後半伸び悩むなど力強さに欠けた。
個別ではユーロ売りが強かった。
ロンドン市場で伝わった欧州の成長悪化観測、ユンケル・ユーログループ議長のユーロ過大評価発言が尾を引いた。
◆クロス円、ショートカバー一巡で反落 クロス円は往来相場だった。
序盤はユーロ円が152円台半ば、ポンド円が189円台後半、 豪ドル円が87円台半ばに上昇するなど円売り優勢で幕を 開けた。
リーマンの決算発表直後に円高が進んだことで 短期筋のショートカバーが先行した。
ただ、クロス円の 高値では戻り売りも強く、ショートカバーが一巡するに つれてクロス円は反落した。
後半にはユーロ円が150円台 前半、ポンド円が188円台後半、豪ドル円が86円台前半 へと水準を切り下げている。
◆ユーロドル1.40ドル割れ、07年9月20日以来 ユーロドルは1.40台を割り込み、1.3390台まで下げた。
1.40台割れは2007年9月20日以来の水準。
欧州の成長悪化観測、ユンケル・ユーログループ議長の ユーロ過大評価発言のほか、原油安がユーロドルの売りを 誘った。
ユーロドル下落が波及する形で他のペア通貨でも ユーロ売りが強まった。
ユーロポンドは8月27日以来の 0.80台割れを示現した。
◆ドル円 高値揉み合い、原油安が下支え ドル円は序盤、クロス円の急反発とともに買われ、 リーマンの決算発表直後の安値106円台半ばから107円台 後半へと上昇した。
その後も原油安を手掛かりに108円 手前まで買われるなど強含んだ。
ただ、108円近辺では 売りが強く、後半にはやや伸び悩む形となった。

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