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NY市場概況 雇用指標弱くドル売り、一方で、円は売り優勢
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2008/04/04(金) 06:24
3日のNY為替市場はドル売りが優勢となった。
きょう発表になった新規 失業保険申請件数が40.7万人と2005年9月以来の水準に悪化したこと から、ドル売りが優勢となった。
2005年9月の悪化ははハリケーン「カト リーナ」来襲の特殊要因もあり、それを除くと実質、2003年以来の低水 準となる。
明日は雇用統計の発表もあり、懸念を強める内容となった。
きのうに引き続き、バーナンキ議長を始め、NY連銀総裁などの上院での 議会証言が行われていたが、大きな変化は無かった。
ただ、きのう使用 していた「リセッションの可能性」という文言は避けていたようで、議長は 「ベアースターンズ救済の事態が再発するとは見込まず、金融の安定を 脅かす事態が再発すれば対処する」と述べていた。
ただ、市場の反応は 限定的だった。
円相場は、ドル円は軟調に推移したが、クロス円は堅調に推移した。
こ のところ、金融機関に対する不透明感が後退しており、信用不安もひと まず落ち着くのではとの期待感も出ているようだ。
それに伴って、リスク 回避の動きも一服しており、円売りの動きも見られる。
きょうはメリルリ ンチのCEOが「追加の資本増強は必要ない」と日経新聞のインタビュー で発言していたことも伝わり、市場の一部には安心感も出ていたようだ。

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