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【NY市場】米金融不安で円高・ドル安
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9日のNY為替市場は米金融不安が焦点となった。
米国株はリーマン・ブラザーズの資本不足懸念を機に大幅安となり、リスク回避的な円買いを誘発した。
きょうは円買いのほか、ドル売りも強かった。
米金融不安がドル売りを促した。
ドル円は107円割れ、ユーロドルは1.42台乗せ、ポンドドルは1.77台乗せを示現した。
ただ、後半はドル円を除いてドル安が一服。
OPECの生産枠据え置き観測で原油安が進んだため、ユーロドル、ポンドドルは急反落している。
◆リーマン株暴落、金融不安広がる きょうはリーマン株の暴落が米株安に繋がった。
アナリストによる損失拡大予想のほか、関係筋の話として 韓国産業銀行との協議が難航中との報道が伝わったことで 売りが売りを呼ぶ展開となった。
リーマン株は40%超下落、 S&Pによるリーマンの格下げ検討のニュースも伝わった。
リーマンの資本不足懸念を手掛かりに金融株は全面安。
財務基盤の脆弱なAIGが20%近く下落するなど金融不安を 背景とした連想売りが広がった。
ダウ平均は280ドル安、 前日の上げ幅をほぼ帳消しとしている。
◆米株安で円高進む 米株安を受けてドル円、クロス円は下落した。
ドル円は108円近辺から106円台後半へ、ユーロ円は152円台 後半から150円台後半、ポンド円は190円台半ばから187円台 後半へと売られた。
個別ではカナダ円の下げがきつい。
原油安がカナダ独自の売り要因として機能していた。
カナダ円は101円台半ばから99円台半ばへと売られた。
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