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ダイムラーに迫る買収の影(FINANCIAL TIMES)
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- 独ダイムラーのCEO(最高経営責任者)、ディーター・ツェッチェ氏が、何かと比較の対象にされる同郷のライバル、BMWを羨む点があるとすれば、株主構成だ。クヴァント一族が大株主として君臨するBMWと異なり、ダイムラーは欧州で唯一、招かれざる買収者を追い払ってくれるような支配的株主がいない自動車メーカーだ。 昨年のクライスラー売却以降、ツェッチェ氏は「メルセデス」や「スマートカー」など収益性の高い乗用車ブランドを擁し、傘下に世界最大のトラックメーカーを持つダイムラーグループがいつまで独立を保てるか、という問いかけを幾度となく受けてきた。 ダイムラーが買収されるという憶測は、未上場のベアリング大手シェフラーが大胆にも、より規模の大きい自動車部品大手コンチネンタルの買収を実現させたことで一段と高まった。

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