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【ロンドン市場】欧州株高もクロス円軟調に
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ロンドン市場では、欧州株が大幅高となったが、
為替市場では円買いが強まると同時に、ドル円を
除く主要通貨ではドル買いが先行した。
ユーロ円は155円台後半から一時153円台半ばへと 反落し、東京市場での上昇幅を縮小した。
また、ユーロドルやポンドドルが大きく売られ、 ユーロドルは1.44割れから一時1.41台後半へと下落、 11ヶ月ぶりの安値水準を記録した。
英生産者物価指数の伸びが鈍化したことで、 英利下げ観測が強まり、ポンド売りが先行する 場面もあった。
一方、ドル円は円買いとドル買いが交錯したことで 108円台後半を中心とした上下動に終始した。
◆欧州株大幅高もクロス円は反落 米GSE報道を好感して欧州株も金融銘柄中心に 大幅高となった。
しかし、クロス円はロンドン市場序盤から軟調で、 東京市場での上昇を戻す動きとなった。
ポンド円は194円割れから一時190.60近辺へ、 ユーロ円は156円割れから一時153.60近辺へ下落した。
その後はやや戻す場面もあったがそれぞれ 191円台半ば、154円台半ばでの揉み合いが続き、 反発は限定的なものに留まった。
ロンドン市場ではポジション調整色が強かった。
◆ユーロドル一時1.42割れ、11ヶ月ぶり安値に ユーロドルはロンドン市場では売り一色になった。
東京時間15時に1.44割れの動きをみせてから、 東京市場での戻り安値1.4310-20レベルを割り込むと 一方通行で下落し、1.43割れ、1.42割れとなった。
一時1.4165レベルの安値を付け、2007年10月以来、 約11ヶ月ぶりのユーロ安ドル高水準となった。
週末の米政府がGSE2社を管理下に置くとの報道が 結局、ドル買いにつながったとの見方もあった。
ただし、ポールソン米財務相は米TV番組で、 住宅市場が安定するまでは混乱は収拾しない、と発言、 後半は1.42台前半での揉み合いが続いた。
◆英PPIの伸び鈍化、ポンド売りの反応みられる 8月の英PPIは前月比が仕入、出荷、出荷コアともに マイナスの伸びとなり、市場予想より弱い結果だった。
前年比は仕入が+26.0%と依然高水準だが、予想29%より 低い伸びとなり、全般にインフレが抑制される兆候が みられていた。
市場では、今後の利下げ見通しが強まるとの見方もあった。
ポンドは指標は発表前から軟調だったことから、 ポンドドルやポンド円の反応は目立たなかったが、 ユーロポンドが0.8040台から0.8070台へと上昇するなど ポンド売りが先行する場面もあった。
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