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【東京市場】GSE政府管理でドル円、クロス円急伸
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8日週明けの東京市場では、
ドル円、クロス円が早朝から急伸。
米政府が政府系住宅金融2社(ファニーメイ とフレディマック)の株式を取得し、 政府の管理下に置くと発表したことが背景。
GSE債などが金融市場の不安の種となってい ただけに、市場に与えたインパクトは 大きかった。
◆ドル円、実需の売り入るも堅調推移 ドル円は先週末のNYクローズ(107.20水準) から109.00レベルまでギャップアップして 始まった。
その後、本邦輸出のドル売り・ 円買いなどから108.00付近まで押し戻される 場面もあったが、108円台後半まで切り返した。
◆クロス円急伸、GSE救済を好感 クロス円は早朝から円安が進み、NYクローズから ユーロ円は4円超、5円超上昇した。
その後、薄商いの中、急伸したこともあり、 反動で押し戻される場面もあったが、 米株価先物が上値を切り上げたことで、 ユーロ円は157.00付近、ポンド円は195.65レベルまで円安推移した。
◆ユーロドルにはアジア中銀の買い観測 ユーロドルは先週末のNYクローズ(1.4233レベル)から 1.4428レベルまでユーロ高・ドル安推移。
ポンドドルは1.7974レベルまで上昇した。
ユーロ円やポンド円の上昇が押し上げ要因だったほか、 ユーロドルにはアジア中銀のユーロ買いが入ったとの指摘もあった。
◆スティーブンス豪中銀総裁の発言は中立的 豪ドル/ドルは0.8252-0.8335レベル、 NZドル/ドルは0.6756-0.6840レベルで推移。
円安・オセアニア通貨高の動きを受けて、 ギャップアップして始まった。
ただ、その後は豪ドル円などクロス円に連動した。
本日行われたスティーブンス豪中銀総裁の議会証言では、 「金融緩和についてあらかじめコミットできない、 毎月状況を評価していく」、「低成長は1-2四半期続く見通し」、 「インフレ率が目標まで戻る見通しが改善している」とされた。
ハト寄りの色合いは薄く、どちらかといえば中立的な発言内容だった。

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