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日本の宰相には“マルチセンス”が欠けている(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
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- 福田康夫首相の突然の辞任は、昨年の同時期における安倍晋三前首相の辞任と同じく、あっけなく“ぺしゃんこ”になった内閣という印象を受ける。世界各地では、紛争にまみれ、政治基盤も何もない脆弱な国々が政権維持を図ろうと必死になっているというのに、本当に“こらえ性”がないと感じてしまう。 筆者は東西冷戦末期の1989年から国際協力の取材を始め、多くの発展途上国と紛争地域を取材してきた。取材の際は、その国の背景にある政治課題や経済的社会的問題を分析し、問題の核心を突き止めようと多くの人の声に耳を傾けてきた。そして、こうした“脆弱国”が、平和な国へと生まれ変わるための復興策、日本としての関わりも考えている。

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