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【ロンドン市場】買収報道背景にポンド堅調
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4日のロンドン市場はユーロ安・ポンド高推移。
買収絡みの報道がポンドを押し上げた。
注目されたトリシェ総裁の会見では、 一時ユーロ売りが強まったが、発言内容に 大きな変化は無く、値動きは限定された。
◆ユーロ軟調、トリシェ総裁の会見控え神経質 ユーロドルはアジア系中銀の買いから 1.4543レベルまで水準を切り上げた後、 1.4452レベルまで下落した。
ユーロポンドは0.8166レベルから0.8118 レベルまでユーロ安・ポンド高推移。
仏EDFによる英BE買収に絡んだ報道が続いて いることで、ユーロ売り・ポンド買いの動き が出たほか、トリシェECB総裁の会見を控えて 警戒感からユーロ売りが誘われやすかった。
◆ポンドドルは堅調、ユーロ売り・ポンド買いがサポート ポンドドルは1.7765レベルから1.7858レベルまでポンド高推移。
ユーロ安・ポンド高や米エクソンによる英BGの買収の噂が ポンドドルをサポートした。
英中銀金利発表後、短期筋の ショートカバーが入ったこともポンドを支えた。
◆ドル円、しっかりながら値動きは乏しい ドル円は107.84レベルから108.56レベルまで 円安・ドル高推移。
クロス円の上昇にサポートされたが、 明日の米雇用統計を控えて値動きは限られた。
◆クロス円にバーゲンハンティングの買い入るも、上値は重い ユーロ円は156.60レベルから157.74レベルまで、 ポンド円は192.10レベルから193.59レベルまで円安推移。
アジア系ファンドやソブリン系の買いが入ったとの観測があった。
ただ、上昇一服後は伸び悩み、ユーロ円は往って来いとなった。
◆トリシェ総裁の発言を受けて一時ユーロ売り強まる トリシェ総裁の発言を受けてユーロ売りが一時強まった。
これまでと同様にユーロ圏の経済の弱さを認識している との発言や景気の先行きが不透明と繰り返されたことが 背景。
ユーロドルは1.4434レベルまで、ユーロポンドは0.8110 レベルまでユーロ売りが進み、それぞれ本日の安値を更 新。
ユーロ円も156.29レベルまで下落した。
ただ、前回の金利発表後の会見のようなユーロ売りとは ならなかった。
発言内容に関して前回から大きな変化は 見受けられず、タカ派的なスタンスが継続した。

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