スポンサーリンク |
【NY市場】ドル安傾向も、値動き限定
- 記事詳細
-
3日のNY為替市場は盛り上がりに欠けた。
株安や原油相場の下げ渋りでドルは弱含んだものの、値動きは限定され、方向性を見出すには至らなかった。
週後半に英欧金利発表、米雇用統計など重要イベントを控えており、積極的な売買は手控えられた。
経済指標、要人発言に対する反応は限定的。
NY市場では米製造業受注、ボストン連銀総裁の講演、ベージュブックなどが伝わったが、いずれも反応薄。
◆クロス円軟調、金利選好に陰り クロス円は売り圧力に押され、軟化した。
ポンド円は193円台半ばから192円割れ、 豪ドル円は91円台前半から90円割れ寸前、NZドル円は 75円近辺から74円割れ寸前へと値を下げた。
序盤のクロス円はロンドン市場の円売り傾向を引き継ぎ 堅調だったが、後半にかけて失速した。
高値では戻り待ち の売りが強く、金利選好の取引に陰りが生じているようだ。
ドル円も弱含み。
株安や原油相場の下げ渋りを受けて 上値が重く、108円台半ばから108円台前半に下落した。
◆カナダドル急伸、声明で利下げ観測後退 NY市場では序盤、カナダドルが急伸した。
政策金利発表時(金利は据え置き)に示された声明文が 予想ほどハト派寄りとならなかったことが手掛かり。
声明文は国内景気の底堅さ、現行金利は適度に緩和的と 指摘するなど、利下げを示唆する文言はなかった。
金利・声明発表を機にドルカナダは1.07台半ばから 一時1.06割れへと急落、カナダ円は100円台後半から 一時102円台半ばへと急伸した。

スポンサーリンク |