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【東京市場】午後にストップ連発、円高・ドル高進行
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3日の東京市場、序盤は前日の米株式が軟調
だったことを受けて円買いの動きが強まった。
しかし、日経平均が前日比100円超の上昇と なったことから、円売りに転じるとポジション 調整が強まり、ドル円・クロス円が反発した。
昼過ぎからはさらに、大きな動きがみられた。
NZドル売りが強まったことをきっかけに、 ストップ注文が散発的に執行され、 各通貨で円買い・ドル買いが強まった。
原油市況の軟化を受けて、ファンド勢が 原油売り・ドル買いを持ち込んだとの観測。
NZドル円が2年来の安値水準に下落するなど クロス円の売りが強まった。
豪GDPが伸び悩む結果だったこともオセアニア 通貨の上値を重くした。
◆クロス円、揉み合いから下値模索へ 東京市場序盤の取引、クロス円は早朝からの 揉み合いを下放れて安値を試す動きから始まった。
ユーロ円は157.70-80から一時157.10レベルへ、 ポンド円は193.50-70から193.00近辺へと下落した。
ユーロドルが1.4520レベルから1.4480近辺に下落するなど ドル買いの動きを伴っていた。
ドル円だけは108.50近辺で値動きが鈍い。
◆仲値にかけ円売り強まる、円相場不安定に振れる 仲値公示にかけて円売りが強まった。
ドル円は108.88レベルまで上昇したのをはじめ、 ユーロ円157.95レベル、ポンド円194円近辺まで買われた。
仲値後は上昇の勢いはやや落ち着いた。
原油先物が109ドル台前半で軟調に推移したことや、 日経平均が前日比100円超高の水準で取引されたことが 好感された。
◆豪GDP予想下回る、豪ドル上値重い 豪第2四半期GDPは前期比、前年比ともに予想を 下回った。
前期比は+0.3%と前回の+0.7%および市場予想 の+0.4%より低い伸びにとどまった。
また、前年比も+2.7%と前回の+3.6%および予想+2.9% より低かった。
豪景気減速が裏付けられたことになる。
豪ドル売りの反応がみられ、豪ドル円は90.40レベルから 一時90.20割れ、豪ドル/ドルも0.9320近辺から0.8300割れへ 軟化した。
◆円買い・ドル買い、NZドル円2年ぶり安値水準に NZドル円が昨日の安値を割り込み73.50台と 2006年8月以来、2年ぶりの安値水準へと下落している。
また、NZドル/ドルも0.6760台と、2007年8月以来、 約1年ぶりの安値水準へと下落した。
NZドルの急落に続いてポンドなど各主要通貨に売りが強まった。
ポンドドルは一時1.7710台と2006年4月以来の安値水準を 記録、ポンド円も一時192.60レベルへと急落、3月17日以来の 安値水準となった。
ユーロ円も157.10レベルと早朝の安値に並んだ。
市場では、原油の軟化で商品ファンド筋がドル買いを強め、 各通貨でのストップを巻き込んだとの観測が流れていた。

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