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【東京市場】早朝ポンド急落、クロス円激しく振幅
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東京市場は早朝からポンドが急落して始まった。
ポンドドルはオプション関連のストップ注文が 集中して一気に150ポイント超の下落、 ポンド円は2円超の大幅安となった。
しかし、反発の動きも激しく、ポンド円を中心 に円売りが強まる動きがみられた。
仲値近辺の時間帯に円売りがピークとなり、 その後は神経質な上下動が繰り返された。
豪中銀は予想通りの利下げを発表、豪ドルは 織り込み済みとしてやや買われた。
しかし、日経平均が後場に急落したことで 再び円買い圧力が働いて取引を終えた。
◆ポンドドル1.80割れから一気に1.78台に下落 東京市場早朝の取引、ポンドドルの下げがきつい。
1.80割れから1.7980レベルを割り込むとストップ注文が 集中し、1.7950割れ、1.7900割れと節目を下抜けた。
一時1.7850レベルへと下落し、2006年4月以来の安値水準 で取引された。
1.80割れにはオプションのノックアウトがあった模様。
今週に入ってから英景気見通しの悪化を背景に ポンド売りが強まっている。
◆クロス円、激しく上下動 早朝のポンド売りをきっかけにクロス円が急落した。
ポンド円は194円台後半から一気に192円台後半に下落、 ユーロ円も158円近辺から157円手前まで売り込まれた。
しかし、反発の動きも急で、ポンド円は仲値の時間帯 には194円台後半まで上昇、ユーロ円も158円台乗せと なる場面があった。
その後は、序盤のレンジの中で激しく振幅した。
引けにかけて日経平均が大幅安となったことで、 クロス円の上値が次第に重くなった。
◆豪利下げ、豪ドル買いの反応 豪中銀は事前の市場予想通り、政策金利は25bp引き下げ 7.00%と発表した。
発表直後には豪ドル買いの反応が見られた。
豪ドル/ドルは0.8480-90から0.8510-20へ上昇、 豪ドル円は91.80-90から92.40レベルへ上昇した。
声明文では、明確な追加利下げには言及されず、 今後の需要・インフレを精査するとし、金融政策については、 より引き締め的ではなくなる見通しとの表現に留まった。
◆日経平均急落、ドル円も軟調に 日経平均が先物主導の売りで一時300円超の下落となった。
ドル円は豪ドル円の買いなどで108.40レベルまで上昇して いたが、日経平均の下げで108円割れへと反落した。
クロス円も上値を押えられ、再び安値圏へと軟化した。
豪ドル円は91.50割れと豪利下げ後の高値から約1円の 大幅安となった。

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