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どうなる?石油の供給。
注目されるグルジア情勢を巡るロシアの動向
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かねてから国内の民族的な問題をめぐり揺らいでいるグルジアの情勢は、8月8日のロシア軍による武力行使で一気に悪化しましたが、27日にはロシアが未承認国の独立を容認したほか、メドジェーゼフ大統領は西欧諸国に対し"冷戦も辞さない"、との強硬姿勢を示したと伝えられるなど、混迷の様相をますます深めています。
このグルジア問題は、今後の米欧州エネルギー需給に与える影響が大きいと予想されるだけに予断を許しません。
というのも、ロシアと国境を接し、黒海沿岸に位置する同国は、カスピ海で生産された石油や天然ガス輸送の中継基地として重要な役割を担っているからです。
その象徴と言えるのが、ACG プロジェクト(アゼリ油田、チラグ油田、グナシリ油田)とBTCパイプラインでしょう。
ACGプロジェクトは、多くの油田やガス田が存在する言わば、エネルギーの宝庫であるカスピ海で進められている推定可採埋蔵量が約54億バレルとされる大型深海油田の開発で、現在は終盤となるフェーズ3を迎えていると伝えられています。

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