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【ロンドン市場】リーマン買収観測でドル買い加速
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22日のロンドン市場はドル買い一色の相場展開だった。
序盤からはポンドドルの下落がドル買いへと波及した。
英GDPの発表を控えて下方修正の観測からポンドが 全面安となった。
改定値の結果は予想をさらに下回り、 ポンドが一段安となった。
クロス円はポンド円の急落で軟調な動きが広がった。
また、序盤堅調だった原油相場が軟調に転じ、欧州株 が上昇したことで、円高から円安へと流れが変わった。
そして、リーマン買収についての報道が流れたことで 金融株が急騰、株価指数全体を押し上げた。
ドル高および円安が一段と加速し、ドル円は110円手前、 ユーロドル1.48割れへとドル高が進行、ユーロ円は 162円台後半へと高値を伸ばした。
序盤から売られたポンドドルは1.85台半ばと高値から 200ポイント超の大幅安だった。
◆序盤、ポンド売りが目立つ、ドル買いに波及 ロンドン市場序盤、ポンド売りからドル買いに広がった。
英GDPの下方修正観測がポンド売りを先行させていた。
ポンドドルは1.87台半ばから一気に1.87を割り込んだ。
ポンド円は一時204.60近辺に上昇後、204円割れへと下落。
ポンドドルの大幅下落で各主要通貨でもドルが堅調に。
ドル円は109円台乗せ、ユーロドルは1.48台半ばへと それぞれ本日のドル高値を更新する動きが始まった。
英第2四半期GDP・改定値は前期比0.0%、前年比1.4%と、 速報値からそれぞれ0.2%ポイントの下方修正となった。
特に個人消費は、+1.3%から-0.1%と大幅な修正だった。
◆ユーロ圏製造業新規受注落ち込む、ユーロ売りに 6月のユーロ圏製造業新規受注は、前年比-7.4%と 大きく落ち込んだことで、ユーロ売りの反応がみられた。
ユーロドルは1.48台前半へ安値を更新した。
ユーロ円も162円を割り込んだ。
しかし、ユーロポンドは依然として高値水準で推移した ことからユーロ固有の売りというよりは、ポンドドルの 下落につれた動きの延長線上にあったようだ。
◆リーマン報道でドル買い加速、ドル円110円手前に 一部報道機関が、韓国産業銀行がリーマン買収の公算、 と伝えたことで米株先物が急伸し、ドル買いが強まった。
ドル円は109.50の節目を上抜けて109.90台へと急伸。
ユーロドルも1.4860近辺から一気に1.48近辺へと反落した。
クロス円は株価上昇を好感して上昇。
ユーロ円は162.80近辺、ポンド円は204円近辺へ買われた。
報道を受けてリーマン株は8%超の大幅高となっていた。

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