スポンサーリンク |
米ファニーメイとフレディマックの株価、落ち着き取り戻す
- 記事詳細
-
−政府、9月末の借換債発行状況見て金融支援実施か−
【2008年8月22日(金)】 − 今週初めから急落が続いていた、政府系住宅金融会社のファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)の株価がようやく落ち着きを取り戻し始めた。
21日のニューヨーク証券取引所(NYSE)での取引で、2社の株価は前日の20%を超す大幅下落から急反発。
ファニーメイは前日比10.2%上昇の4.85ドル、フレディマックも同2.8%下落の3.16ドルまで値を戻した。
これは、政府が近く、2社に対し何らかの救済策を実施するという憶測が強まり、これ以上の株価の下落は見込めないと判断して、買い戻しが入ったからだ。
しかし、21日までの週初来の株価は、ファニーメイが39%下落、フレディマックも46%下落と、依然として深刻な状況が続いていることには変わりはない。
また、社債市場でも2社に政府の救済策が取られたとしても、最終的には政府は2社の社債の元利払いを保証するとの思惑で買い安心感が強まり、2社の新発5年債の対国債スプレッドは20日の1.13%ポイントから21日には0.90%ポイントへと急速にタイト化した。

スポンサーリンク |