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(5)労働争議中でも、歓声は響く(「老百姓」たちのオリンピック)
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- 「金メダルラッシュで自信がついたのか、従業員たちの表情が晴れやかになった気がします。また定点観測に来てください」。 そんなメールをもらって、飛行機にとび乗った。向かった先は、広東省深セン市の郊外にある山田さんの工場である。 山田さんが電子機器の組み立て工場を初めて深センに建てたのは、北京で天安門事件が起きた1989年。中国が「世界の工場」と呼ばれるずっと前から、モノ作りの現場の変遷を20年近く見つめてきた大ベテランだ。5年前に会社を移籍し、現在は光学機器の工場の総責任者を務めている。 生産ラインでは、女性従業員が黙々と手を動かす 筆者が初めて出会ったのは、香港に駐在していた10年前のこと。

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