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【NY市場】ドル下落、原油睨んでの展開
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19日のNY為替市場は原油相場を睨んでの展開だった。
ドル相場は概ねロンドン市場のレンジを踏襲、様子見優勢 で幕を開けたが、供給懸念を背景に原油先物が急伸すると ユーロドルなど欧州通貨を中心にドル売り優勢に転じた。
ユーロドルは1.48台目前へと上昇、NY市場序盤の水準から 150ポイント上昇するなど大幅高だった。
7月以降の下落で 値ごろ感も浮上、原油急伸でショートカバーが膨らんだ。
◆ドル円 軟化、サポート水準迫る ドル円は原油急伸を嫌気して109.50台まで軟化したが、 クロス円の上昇を支えされ、109円台後半へと反発した。
テクニカル的には7月16日の安値、8月13日の安値を結んだ 上昇トレンドラインの下限が109円台半ばに位置しており、 これがサポート水準として意識されているようだ。
◆クロス円 米株安も買い戻し進む インフレ加速や金融不安で米国株は大幅安となったが、 クロス円は買い戻しが進んだ。
ユーロ円は161円台前半から 162円台前半、ポンド円は204円台前半から205円台前半、 豪ドル円は95円近辺から95円台後半まで上昇した。
ドル相場でのドル安が相対的にクロス円を押し上げたほか、 ポジション調整に伴う買い戻しが優勢となったようだ。
ただ、後半に入ると買い戻しは一服、揉み合いに転じた。
◆経済指標、地区連銀総裁発言は材料視されず きょうは生産者物価指数、住宅着工件数、地区連銀総裁の 発言など米国関連の材料が相次いだが、為替市場への影響は いずれも限定的だった。
早朝発表された生産者物価指数は 総合、コアとも予想を上振れ、住宅着工件数は予想を下回る などまちまちだった。
ダラス連銀総裁及びリッチモンド連銀 総裁の発言は景気下振れリスクに言及しつつも、利上げの 必要性に言及するなど両総裁ともタカ派の内容だった。

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