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【NY市場】ポジション調整主導、方向性欠ける
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15日のNY為替市場は全体として方向性に欠けた。
ドルは通貨毎で値動きが分かれ、ポジション調整を 背景に上下動した。
ユーロドルは1.47台を割り込み、 1.46台半ばまで下落したが、ドル円は110円台前半から 110円台半ばで振幅、ドル高水準で揉み合いを続けた。
原油、株式、債券など他市場動向については反応薄。
原油先物は需要鈍化懸念で一時3ドル超下落したが、 ユーロドルを除いてドル買いの反応は乏しかった。
個別ではNZドルの上昇が目を引いた。
NZドルは対円、 対ドルのほか、対豪ドルでも急伸している。
◆ドル円 レンジ相場形成 ドル円は110.25-60レベルでレンジ相場を形成した。
週末で模様眺めが強く、上値も下値も限定的となった。
きょうはエバンス・シカゴ連銀総裁、ロックハート・ アトランタ連銀総裁ら米地区連銀総裁の講演が相次いだ。
両総裁とも米景気について悲観的な見方を示したものの、 市場では材料視されなかった。
また、両総裁はインフレ 抑制の観点から追加利下げに否定的な見方を示している。
◆NZドル 上昇、米系の買い観測 きょうはNZドルの上昇が目を引いた。
NZドル/ドルは0.69台後半から0.70台後半、NZドル円は 77円台前半から78円近辺へと上昇、オージー・キーウィ (AUD/NZD)は1.23台後半から1.22台半ばに下落した。
特にNZドル買いとされる材料はなかったが、市場では 米系投資家による大規模なNZドル買いが観測されていた。
週末でポジション調整が先行したようだ。

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