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【ロンドン市場】欧州株堅調で、円安傾向に
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14日ロンドン市場では欧州株が反発したことでドル円、
クロス円が堅調に推移した。
特に英FT指数の上昇幅が大きく、原油先物の反発を支え として資源系銘柄に買いが集まっていた。
東京市場での安値水準からはポンド円は2円超の上昇、 ユーロ円も1円超買われた。
資源国通貨として、豪ドルやカナダドルも堅調だった。
ユーロ圏GDPは第2四半期に前期比がマイナス成長となった。
ECB月報でも、今後の成長見通しが下方修正されたが、 ユーロ売りは限定的、対ポンドでやや売られた程度だった。
◆ユーロ圏GDP成長マイナスに転落も、ユーロ売り限定的 第2四半期GDP速報値は前期比-0.2%と予想通りだったが、 第1四半期の+0.7%からはマイナス成長に転じた。
マイナス成長はユーロ導入以来初となる。
これに先立って発表されたドイツおよびフランスのGDPも 同対象期間で前期比マイナス成長だった。
しかし、ユーロ売りの反応はほとんど見られず、クロス円 の買い圧力からユーロドルは1.49挟みの水準で底堅く推移した。
ただし、ECB月報で今後の成長見通しが下方修正され、 EU委員会も景気の下振れリスクを指摘するなど、 ユーロ圏の成長鈍化の見方は変わらなかった。
◆欧州株堅調、円安傾向に 欧州株が堅調に推移した。
前日のNY市場で原油先物が大幅に反発したことを受けて BHPビリントン、リオティントなど資源株に買いが集まった。
特に英FT指数は1%超の上昇となり、前日の下げ幅を消した。
為替市場では円安傾向となり、ドル円は109円台半ばから 一時109.83レベルと高値を更新した。
ポンド円は204円台半ばから一時205.90近辺に上昇した。
資源国通貨も好調で、豪ドル円は95円近辺から96円乗せ、 カナダ円は102円台後半から103円台後半に上昇した。
◆ユール売りポンド買い ユーロポンドは0.7950レベルへと軟化し、 東京市場の高値から約40ポイント下落した。
ポンドドルは1.8750レベル、ポンド円は205.70近辺と 高値を伸ばし、ポンドが堅調だった。
欧州株は全般に堅調だが、上昇幅は英FT指数の1%超に 対して、独DAX指数は0.5%程度にとどまり、 相対的にポンドが買われやすい状況となっていた。
ユーロ圏の成長減速見通しが影響した。

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