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【ロンドン市場】英インフレ報告でポンド全面安に
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13日のロンドン市場は英インフレ報告で成長見通しが
下方修正されたことを受け、ポンドが全面安となった。
ポンドドルは1.87台後半と1年10ヶ月ぶりの安値水準へ、 ポンド円も207円台から204円台へと大幅安になった。
その他主要通貨は、欧州通貨はポンド安につれて 対ドル、対円で売りが先行した。
ドル円は109円台に乗せる場面もあったが108円台後半 での揉み合いが中心だった。
欧州株は、米金融機関の損失拡大懸念から軟調だったが、 ポンド以外のクロス円に対する売り圧力は軽微だった。
◆英インフレ報告で、ポンド急落 英インフレ報告で成長の下振れ、ポンド相場の低下の 見通しが言及されたことで、ポンドが急落した。
また、キング英中銀総裁も成長下振れリスクを強調した。
ポンドドルは1.9000レベルから瞬時に1.89割れへと下落、 その後も下げ止まらず1.87台後半と2006年10月以来となる ポンド安水準で取引された。
ポンド円も207円台前半から204円割れまで売り込まれ、 ポンドが全面安となった。
また、インフレ報告に先立って発表された英雇用統計も 失業率が2.6%から2.7%へと悪化、失業保険申請件数が 予想を上振れる結果だった。
市場では、年内の英利下げを織り込む動きもみられていた。
◆主要通貨は振幅相場 ユーロドルは序盤に上昇、1.4950および70のストップを 執行して1.4980レベルへと上昇した。
その後はポンドドルの急落で1.4850台まで反落も、 NY市場序盤にかけては再び1.49台に戻した。
ドル円も109円台に乗せる動きがみられたが、株価が 軟調になったことで108円台後半に反落、往来相場になった。
◆米小売売上高ほぼ予想通り、ドル売りの反応 7月米小売売上高は前月比-0.1%、除自動車・前月比 +0.4%とほぼ予想通りの結果だった。
一方、前回6月の数字はそれぞれ上方修正された。
また、輸入物価指数は前月比+1.7%、前年比+21.6%と 予想を上回る結果だった。
ドル売りの反応が見られたが、ドル円は108.50近辺 ユーロドルは1.4930近辺へとそれぞれ20ポイント程度の 小幅の動きに留まった。
小売の内訳は、自動車および同部品が-2.4%と 6月に引き続き伸び悩んだ。
注目のガソリンスタンドは+0.8%と 6月の+4.0%から大きく伸びが鈍化した。
一方、家具、電器製品、建設資材などは好調だった。
◆アーバンコーポレーション、民事再生法適用を申請 マンションデベロッパー大手アーバンコーポレーションが 2558億円の負債を抱えて民事再生法適用を申請した。
今年、日本で最大級の倒産規模となった。
サブプライム問題の影響で国内金融機関の貸し渋りが 資金繰りを大きく悪化させた。

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